ロールプレイの練習で、ご自身のキャリアコンサルティングを録音される方は多いかと思います。
その効果について、少しお話してみますね。
今回、私は珍しく自分の練習を録音しました。
今までも何度か、録音はしていました。
でも実は、聞き直すことなく、そのままにしていました。
今回は、いやだなぁという気持ちをこらえ、聞いてみました。
さらに、流れを書き起こしもしてみました。
逐語記録というほど詳しくはありません。
ですが、自分がどんな応答をしているのか、それに対して、相手がどんな反応をしているのかを、明確にしてみたかったからです。
それを繰り返すうち、自分がどんな30分を過ごそうとしているのか、はっきり見えたものがありました。
もちろん、相手次第で変わることはたくさんあります。
それでも、自分の意図ははっきりしていました。
そして、効果的な応答をしているところも、しっかり確認ができました。
これは、とても学びになったと思っています。
今日。
2級の教え子さんとお会いしていました。
今回の試験で、私がモデルロールを実施し、それを録音してくださっており。
音源をもらうために会っていたのですが。
その方は、そのモデルロールを逐語に起こしておりました。
私がキャリアコンサルタント(役)として、どんな応答をしているのか。
それに対し、自分(相談者役)がどんな反応になっているのか。
明確にしたかったからだ、とのことでした。
モデルロールであった20分ですが、ご本人曰く、とても楽しい時間だったということなのです。
本当の相談者のように、気づきがあり、喜びがあり、心を開くことを感じたそうです。
何が違うのだろう?
どうしてなのだろう?
そんな疑問もあって、逐語起こしになったようでした。
私の応答を、しっかりと概念化され、ご自分のものにしているように思います。
前回の試験から、ぐっと変わってきた印象だったのは、そういった学習の成果なのですね。
これはまさに、振り返りの効果だと思います。
自分のできていることを明確にすることで、再現度を上げることができます。
そして、うまくいかなかった応答や、できなかったことを明確にすることも、「ではどうすれば良かったのか?」という成長につながります。
今までの練習録音が溜まっている方。
ぜひ、この機会に振り返ってみませんか?
詳しい逐語までは、なくても大丈夫だと思います。
誰かに見せるわけでも、どこかに提出するわけでもありません。
自分が確認できる範囲で、やってみてはいかがでしょうか?
私は、30分のロールプレイを、2時間程度で起こしています。
その程度の流れでも、十分わかります。
せっかくの録音です。
大きな気づきと成長のため、役立ててみませんか?
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