自己理解を促す、ということについて書いてみます。
実務でも有効ですし、もちろん、受検対策にもなるかと思います。
検定試験を受けている方から見ると、この「自己理解を促す」ということが、どうしても方策の一部として考えられているのではないかと思います。
2級論述であれば、問2に「自己理解が不足しているように見受けられる」などを記述し、問3の方策でアセスメントや棚卸しなどを提案する、そんな感じでしょうか。
では、「自己理解」って何ですかね?
一般的には、「興味関心・スキル・価値観」に集約されるかな、と思います。
でも、こんな一般的な言葉だけでは、自己理解は収まりませんよね。
自己理解が不足しているというのは、「あなたは自分のことをどれだけわかってますか?」ということです。
問いかけるコンサルタントですら、わかっていないかもしれない、と思うのです。
キャリアコンサルティングを行う際、この「自己理解を促す」ことは重要です。
自分自身のことがわかっていないのに、何を決められるのよ、ということです。
自分の置かれた立場や現状、役割なんかも、自己理解が必要です。
今までの自分、今の自分、そしてこれからの自分。
これを促していくのが、コンサルタントとしてのサポートです。
となると、何も方策でアセスメントすることや棚卸しをさせることだけではありません。
必ずしも、ホームワークでやってきなさい、ということじゃないですよね。
そう。
みなさんが大切だと理解されている、「傾聴」の中で、促していくことは可能なのです。
その時、ただ、相談者の方がお話ししてくれることだけを「受容・共感」の態度で聴くだけでは、促進されていきません。
適切な問いかけがあってこそ、自己探索をし、気づきを得ることができるのではないでしょうか。
そういったことを含めて、「きちんと傾聴できますか?」ということになるでしょう。
現在、私は1級面接試験を控えている立場であり、なかなか支援を行う日程がつくれていません。
さらに、3月末までは、筑波エクステンションプログラムでもある、キャリア・プロフェッショナル養成講座の2期生として学んでおります。
4月以降、この「話を聴く」ことのトレーニングを開始したいと考えております。
国家資格や2級技能士を目指す方だけでなく、実務においてもスキルアップしたい方がご参加いただけます。
(自分の合否によっては難しいかもしれませんが、1級を目指す方にも有効だと思います。)
2週に1回くらいの割合で、開催できればと考えておりますので、ぜひ、みなさまのご参加をお待ちしております。
今日の記事は、ぜひ、実務の中でも考えながらお仕事に取り組んでみてくださいね。
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