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事前情報

2級技能士の面接試験、15日で終わったのでしょうか。

受検された皆さん、お疲れさまでした。

今週末は予備日でしょうか。

 

今回の試験から、事前にロールプレイ内容を漏らさないように、かなり厳しい指導が入っていたと聞いています。

このロールプレイ内容。

事前に知っていることで「得」することって、どの程度あるのでしょうね。

もちろん、試験内容が事前に漏えいすることにもなりますから、良いことではないと思います。

ですが、聞いた方の弊害も、実は大きいと考えています。

 

今までは、比較的、早い受検仲間から、「どうだった?」と聞いていた方は多かったと思います。

では、それで必ず合格するものなのでしょうか?

私は、「違う」と思います。

むしろ、誘導しがちになったり、聞く前から知っている状況になってしまったり。

結果的には、関係がうまく構築できていないケースをよく見かけています。

 

実際には、事前情報が漏れることの方が、合格率を下げているような気がしますね。

となると、今回から厳しい措置がとられるということは、ひょっとすると、合格率が上がるのかもしれませんね。

当日、目の前の方のお話しに集中することができ、それは聴く姿勢にも表れるのかな、と思います。

 

 

以前、私が参加しているSNSの中で、1級受検者による非公開グループがありました。

自主勉強会の仲間内で構成されているグループです。

そこでは、受検を終えた方からの報告が、わりと詳細に掲載されていました。

上記でお伝えしたように、あらかじめ知っていることによる弊害もあります。

ですから、知りたくない人もおられると思うのです。

それに、いくら非公開グループとはいえ、一度、インターネットにアップロードされた情報は、簡単には削除できません。

 

そこで私は、そのグループの管理者の方に「どうなのかな?」ということをお伝えしました。

すると…。

考え方が違うようだから、という理由で、そのグループから追放されました(笑)

残念だったのは、この管理者の方がすでに、1級ホルダーであったこと。

こんなところからも、ホルダーの価値が下がってしまうのは、とても残念であり、腹立たしいことでもあります。

 

また近頃は、自主勉強会を運営しお手伝いしている方(ホルダーに多い)が、事前にロールプレイケースを知る機会を持つことで、安易にインターネット上に事例を読んだ感想を載せてしまうことを目にします。

お一人、私の教え子にもいましたので、すぐに注意をしました。

本来、受検者しか知るはずの無い事例です。

仲間内で勉強をする際、見せてもらうことまでは止められないと思います。

また、ホルダーに相談することも多いでしょう。

ただ、それを知った人が、SNSに掲載するのは、絶対にしてはいけないことです。

 

事前に試験内容を漏えいすることのリスクとして、受検者本人の当日の出来栄えもありますが…。

問題としては、それは不正行為であるということです。

漏らす側も、受け取る側も、不正とみなされます。

 

アコンサルタントが守らなければならない、守秘義務。

その訓練でもありますね。

知り得たことを言わずにいること。

言いたい気持ちもわかります。

教えてほしい受検者の気持ちは、もっとわかる。

それでも、知ることのリスクや弊害を理解し、本番を迎えられる気持ちを強く持てるようにしておきたいものです。

 

そういう意味では、国キャリの面接試験は、事前にケースが送られてこないことのプラスもあるのかな、と感じます。

だって、合格率が高いですよね。2級よりずっと。

2級より簡単だからだ、という意見がほとんどだと思いますが。

でも、ひょっとしたら…。

その場、その都度、相談者のお話しに集中していることが、良い結果をもたらしている可能性もあるのかな、と感じました。

 

みなさんは、どう思われますか?