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自分の課題は何か

今日で予定されていた2級技能士の面接試験は終了ですね。

(来週末、予備日として用意はあるのでしょうが)

 

よりによって、この週末は悪天候の千葉です。

気温が低く雨が降っています。

風も強いようですね。

少し早めに向かい、カフェなどで温かいものを飲み、落ち着いてから臨むのもよいでしょう。

私の経験ですが、実は試験会場の近くにあるマッサージ店で、背中のマッサージをしてもらってから向かったことがあります。

緊張と寒さから背中が張ってしまい、それをほぐしてもらってから試験を受けました。

結果は…でしたが(苦笑)

それでも、冷えと緊張が少し緩んだことは事実です。

 

こんな時世でもありますので、風邪などひかずにいてもらいたいところです。

 

さて。

試験を受け、「うまくいったなぁ」という方も、「うまくいかなかったな…」という方も、どちらもいらっしゃるでしょう。

そもそも、何ができていると「うまくいった」なのか、なぜ「うまくいかなかった」なのか。

それについて、しっかりと振り返っておくことが大切です。

 

今期も受検生のみなさんに指導をしていて、「20分をうまくやる」ことについてとらわれすぎていると感じました。

そもそも、「20分をうまく」とは、なんでしょうか。

この面談の時間は、誰のためなのか、そしてその人にとって何のためなのか。

この土台が欠けているように感じました。

 

自分自身の面談スキルは、相談者の役に立てるものなのか。

役に立てる面談になっていないのであれば、それはなぜなのか。

自分自身の課題は何であるのか。

ここをクリアしない限り、良い面談とはならないと思います。

そして、良い面談に正解はありません。

もちろん、試験として考えてみたら、クリアしてもらいたい基準はあります。

(それは、協議会が試験範囲・評価区分の説明として発表しています)

そしてそれは、面談として一つの正解でもあるかな、と思います。

大切なのは、「一つの正解」であって、それだけが正解なわけではない、ということです。

 

都度都度、相談者としっかり対話を重ね、目の前の人にってどうすることがベストであるのか、考えながら柔軟に進めることができる、という必要があるでしょう。

 

決まり切ったフレームワークや、自分なりのスタイルを決めることが重要なことではありません。

もちろん、プロセスとして推奨されるものもあります。

(システマチックアプローチや、コーヒーカップ理論など)

そのプロセスを根底に置きながらも、フレームやスタイルに固執することなく、柔軟に目の前の人との対話を重ねて行けることが、重要なことではないでしょうか。

 

この対話をすることそのものに、まだまだ課題をもつ受検生もいるように感じています。

 

試験を具体的に振り返ることで、自分のどこに課題があるのか、しっかりと認識してもらいたいと思います。

そして、それは合否には関係ありません。

合格をしたとしても、研鑽が大切な資格です。

特に2級というのは、「熟練レベル」と呼ばれます。

その試験の時だけ、たまたまうまくいって合格しているのではなく、安定的に価値提供できるよう研鑽をしてもらいたいと思います。

そのためには、合格に甘えず課題と向き合う姿勢そのものが、求められているのではないでしょうか。

 

 

試験後は、しばらく忘れたい~という方が多いかと思います。

ですが、試験直後でなければ、効果的な振り返りはできません。

振り返りを記録することを含めて、試験であると捉えましょう。

 

(遠足は、家につくまでが遠足ですよね!)